★『ガールズフランティッククラン』

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【レビュー】等身大アオハル、コンセプトは制服!『アイキス』

基本情報・ご紹介

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タイトル アイキス
ブランド 戯画
発売日 2019/10/25
ジャンル イチャラブコミュニケーションADV
原画 桐沢さき / 葉月玉兎
シナリオ 夏目シオ / 保住圭
作品傾向 いちゃらぶ / 学園もの / 恋愛

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**ご紹介**
 ”戯画”から発売されている『フルキス』や『リプキス』などの「キスシリーズ」。同シリーズで2019年に発売されたのが、この『アイキス』になります。作品背景は2014年に発売された『キスアト』のその後の世界観。美術学園を舞台とした等身大的アオハル作品です。

 コンセプトは「イマドキな女子校生」×「リアル感のある制服H」。転校を繰り返していた主人公が美術学園入学、幼いころ共に絵を描いていた姉妹に再会を果たすところから始まる物語となっております。

ヒロイン/サンプルCG

※サンプルCGはFANZAに飛びます
上からサンプル、ヒロイン名/キャスト、キャラ属性、イベント内容
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採点・グラフ

レビューについて

採点ジャンル キャラゲ型
ジャンル係数 15:30:25:20:10

 

採点項目 点数 補正後
テキスト
シナリオ
10/20 7.5/15
キャラ 14/20 21/30
ビジュアル 16/20 20/25
エロ 12/20 12/20
演出
システム等
13/20 6.5/10

総評

**総評点** 67

シナリオ・テキスト

 以前ご紹介した『LAMUNATION!』。こちらは、(良し悪しは別として)キャラのノリが強いと述べさせて頂きましたが、この『アイキス』も流れが特徴的な作品です。主人公と久方ぶりに会った’三枝姉妹’と主人公とのやり取りがストーリー全体の半分以上を占めますが、このヒロインたちの「クセ」が強い様に感じました(会話もアップテンポ)。

 その理由に主人公との関係性。幼馴染にしては基本距離感がかなり近く、けど男性として意識しているのか、いないのか。姉妹たちの生まれ方が多少早いので姉振りたいのか、なんなのか。良く分かりませんでした。テンションがおふざけの過ぎるサブ幼馴染男キャラのそれと同じ感があります。

 成程と思える青春感溢れ、何か気恥ずかしさを感じられる思いをした冒頭は、コンセプトに合っておりまさしくアオハルです。しかし、序盤のテンポは正直早い様に感じ、個人的にはまだ掴みきれていない浮足状態で物語が早く展開し、置いてけぼり状態でした。

 内容自体は、良くあるような恋愛ものと然して変わりません。読むに堪えないようなテキストでもなく概ね満足程度。’ヒナタ’と’アヤメ’の距離感には慣れが必要に思い、また両者は恋愛的発展に乏しいように思います。

キャラ

 かなり特徴的な乳袋感のある制服を着こなすだけあって、全ヒロイン色々な「あざとさ」の有る印象を受けました。絵買した作品で、見た目は特にマイナスイメージがありませんでしたが性格面では、上記のように序盤から飛ばし過ぎ感は否めず、ボチボチといったところです。

 特に三枝姉妹の一挙手一投足があざとかったです。あざといヒロインが好きな方には刺さるかもしれません。個人的にはその性格が合いませんでしたが、キャラブレがある訳でもなく、性格が不安定みたいなものはありません。

 感心したのが姉妹の双子感は非常に素晴らしかったです。多分キャストも違うかと思います(アヤメがVtuber化して名義分からず…)が声質的にも同じで、またテキストで表す性格など血縁の根本的なものが同じなんだなぁと感嘆しております。

ビジュアル

 SDが9枚、物語中の物が73+4(アペンド)、次回予告用14枚(メイン原画のかたではないのが11枚、使いまわし3枚)といった内容です。フルプライスでは並程度でしょう。

 気になる点が1つ。純子のHCGに違和感を覚えるところがありました。大小差がおかしいものが1つ(対照的な大小があっていない)。怠慢的なものが1つ(座位のCG、ほぼ正面からのアングル。ヒロインの後ろに主人公が隠れる形となるが、男左肩は見えるが肩から上が完全に隠れている)がありました。人によっては気にならないものかもですが、個人的にはよろしくないです。

 以上から、総合的には概ね満足でした。チラリズムを意識したCGや大胆なものまでニッチです。髪の彩色は淡く丁寧に塗られている印象を受け、服も水彩画みたいな塗りでグラデーションが丁寧でした。

エロ/システム

 コンセプトのもう1つに制服Hとのことで、各ヒロイン2シーン以上。ブレザーは基本羽織っておりません。ワイシャツ+チェックスカートの着衣です。他は、様々なシチュエーションの各ヒロイン5-8シーンの9-10CGでした(アペンド込)。ビジュアルの件があるので普通な感想です。

 UI周りは流石、自作エンジンということもあり、使いやすかったです。非常に見やすく使いやすい。使用しませんでしたがボイスの再生速度が1-3倍まで可変なのが驚きました。立ち絵モード等はなしです。

総括

 ‘三枝姉妹’のノリが特徴的と冒頭がかなりのアップテンポな作品でした。もう少し落ち着いて人物紹介なり、関係性を埋めて頂いけたなら、もっと恋愛ものとして楽しめたのではと思います。冒頭の気恥ずかしさは何だか懐かしさを受け、グラデーションが丁寧な制服感もある作品でした。

あざといヒロインたち×アオハル×制服

関連作品・情報等


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