基本情報・ご紹介
製品タグ | — |
タイトル | アイキス2 |
ブランド | 戯画 |
発売日 | 2020/11/27 |
ジャンル | イチャラブコミュニケーションADV |
原画 | 桐沢さき / 葉月玉兎 / 小林ちさと |
シナリオ | 夏目シオ / 保住圭 |
作品傾向 | いちゃらぶ / 学園もの / 恋愛 |
**ご紹介**
”戯画“から2020年11月27日に発売された『アイキス2』。本作は前作『アイキス』の共通ルートから、再度違う展開のヒロインルートに進む構成となっており、かつ新規にメインヒロインが2人とサブヒロインが1人追加となった作品です。前作未プレイのユーザー向けに『アイキス1』の共通ルートは収録、配慮されていまおり、コンセプトは前作同様「イマドキな女子校生」×「リアル感のある制服H」かと思います。
ヒロイン/サンプルCG
※サンプルCGはFANZAに飛びます
上からサンプル、ヒロイン名/キャスト、キャラ属性、イベント内容
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採点・グラフ
採点ジャンル キャラゲ型
ジャンル係数 15:30:25:20:10
採点項目 | 点数 | 補正後 |
テキスト シナリオ |
7/20 | 5.25/15 |
キャラ | 12/20 | 18/30 |
ビジュアル | 16/20 | 20/25 |
エロ | 11/20 | 10.5/20 |
演出 システム等 |
12/20 | 6/10 |
総評
**総評点** 59.75点
シナリオ・テキスト
前作同様に‘三枝姉妹’のテンションが全体を支配する印象を受けた作品です。彼女たちのノリについていけるかが良悪の分水嶺となります。同じくして、やはり会話が特徴的でした。リアル志向で、悪い言い方をすれば必要性にあるのかが疑問。良い言い方をすれば、生き生きとしたセリフがコンセプトの「イマドキの女子校生」感を演出しています。
あざとさも健在。わざわざ本意を突いて来るようなセリフ。オブラートに包まない会話と物理的にも精神的にも距離感の近い言動。例えば「それって、そういうことだよね?」みたいな感じです。奥ゆかしさは全く感じませんしたが、制作側の狙うモノだったかもしれません。
2からでも始められるようにと制作側の配慮があり、大まかな構成は、
『アイキス1』の共通(2にも収録されています)→→『アイキス2』の共通+ヒロイン任意選択イベント→→個別ルート となっています。ヒロインが増えたこともあり、個別ルートの文量は前作より少ないです。また、今回の物語上の期間は1.5年ほど。イベントをピックアップしていので、場面跨ぎが数か月後となるものもありました。
共通ルートが長いので、あまり付き合うまでの過程を楽しむものではないように思います。終始ドタバタのラブコメ感なので、前作と変わったところと言えば、新キャラの追加ぐらい。新しく再度前ヒロインたちと結ばれますが、展開が違うくらいで本質は同じような…結論一辺倒と感じた次第です。もう少し、ヒロインと主人公との関係性を再び掘り下げるか、展開で魅せようとするかが良かったかなと思いました。
キャラ
新ヒロインが追加の分は良かったです。年下ギャル系とお嬢様系口下手女子、サブヒロインとなった前作登場していたサバサバ系お姉さん。単純に数が増える分はよろしいですが、アヤメとヒナタは個別ルートを一緒くた。’三枝姉妹’で1ルートとなる仕様になってしまってます。
また、ある1ヒロインのみ所々演技に違和感がありました。体調不良か録り方や編集が悪かったのか、はたまた管理人の耳が悪いのか。理由は定かではありませんが、前作と聞き比べを行ったところ、やはり差異を感じました。個人的には非常によろしくないです。テキスト・セリフが頭に入ってこず、全体的に影響を与えました。
新規キャラを追加し、その分加点はしたかったものの、上記のこともあり前作よりマイナスと致しました。テコ入れは新キャラが追加だけなのも残念かに思います。
ビジュアル
前作の流用を抜きにしての新規ビジュアル枚数は75枚とSDの何枚か+次回予告のゲストCGです。内容数だけでみるなら100枚超えです。量的には申し分ないのですが、前作同様に構図がおかしいようなところもチラホラと感じます。グラデーション塗りは個人的には好ましい。『アイキス1』と同程度の採点と致しました。
エロ/システム・演出
前述にありました、マップからのヒロインを任意に選択するパートとメインルートを合わせたシナリオ運びとなっております。この任意選択ですが一部にHイベントあり。「もしもエッチ」と呼ばれる機能ですが、こちらはもしもこの時、ヒロインと関係があったならこんなシチュエーションが!?という妄想的な展開です。
物語をぶった切って、エロイベントが始まりますので、そこまでの過程を楽しむものはありません。新ヒロイン以外は選択可なので、新規ユーザーはルート攻略後に進めないと置いてけぼりを食らうように思います。個人的にはそこに至るまでのバックグランドも大切なのだと改めて思った機能でした。
個別ルート内にもヒロインとの描写はあり、こちらは普通です。各ヒロイン5イベント。アヤメ&ヒナタは6(各2ずつの姉妹丼2)。サブの真珠は2イベントです(「もしもエッチ」シーンを含みます)。計28シーンの35HCG。総合的にほとんどのシーンが1CGによるイベントで描写も短め、実用性には乏しいと感じました。
総括
全体的に質の落ちた『アイキス2』でした。新規キャラが増えたことによる個別の薄さ。本質の変わらない前作同様のキャラの掛け合い。実用性は前回よりHCGが少なくなっており、物量的には価格相当なものの、ファンディスクのような印象を受けました。ポイントは新規追加キャラぐらいです。
あざといヒロインたち×アオハル×制服