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【レビュー】コメディ要素追加『アマナツ』

基本情報・ご紹介

製品タグ
タイトル アマナツ
ブランド あざらしそふと
発売日 2022/8/26
ジャンル 恋と友情の純愛ラブコメADV
原画 ぎん太郎
企画/原案
シナリオ
龍岳来
早瀬ゆう
作品傾向 学園もの / コメディ / 恋愛

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**ご紹介**

2022年8月26日に”あざらしそふと”からリリースされた『アマナツ』は、夏を舞台にした王道の学園恋愛作品です。萌えゲーアワード月間賞では、この『アマナツ』が表彰されました。

本作ではヒロインとの恋愛に加え、新しい試みとして個性溢れる男キャラクターとの掛け合いを入れることにより、コメディ要素を追加。前作までの”あざらしそふと”と雰囲気の違う作風になっています。

ヒロイン/サンプルCG

※サンプルCGはFANZAに飛びます
上からサンプル、ヒロイン名/キャスト、キャラ属性、イベント内容
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採点・グラフ

レビューについて

 

採点ジャンル いちゃらぶ型
ジャンル係数 15:25:25:25:10

採点項目 点数 補正後
テキスト
シナリオ
8/20 6/15
キャラ 15/20 18.75/25
ビジュアル 17/20 21.25/25
エロ 15/20 18.75/25
演出
システム等
14/20 7/10

総評

**総評点** 71.75点

シナリオ・テキスト

“あざらしそふと”の作風としては、恋愛をメインにヒロインと主人公の1対1が基本のキャラクターのやり取りで、モブキャラとの掛け合いは少なく、男性CVのない作品が殆どでした。

しかし、本作では恋愛要素に加え個性豊かなキャラクターとの掛け合い。コメディ要素を追加したギャグ・ボケを取り入れ、主人公を中心に広がる交友関係をプラスされています

都会では人間関係が希薄だった主人公が「青春を謳歌したい」と田舎に求め転校。3人のヒロインと出会い、友人たちと楽しく、はたまた下らない他愛もない会話など学生生活を送る、そんな青春を謳歌するお話が本作です。

ヒロインと友人との祭りやキャンプはその学生らしさを表現し、ヒロイン√突入後もフェードアウトせず、例えば、ヒロインとの逢瀬をのぞき見したり、彼らの恋を応援しようと皆で作戦会議などしたりと全体的に賑やかな印象が強い作品でした。

コメディ要素を意識しすぎての作品が本作に思います。ショックを受けた時の「ガーン」はコメディ調効果音。フォントを大きく強調したツッコミのテキストなどは正しくそれになり、仰々しいです。

友人たちは、二次オタデブ・筋肉バカ・アフロオカマと個性に特出してますが、既視感を覚えるキャラクターで、作品通して主張の強い印象が残っています。『リトバス』の”麻枝准”氏や『暁の護衛』の”衣笠彰梧”氏のギャグ程の切れはなく、ギャグ・コメディが嵌るかどうかが評価の分かれ目です。

例に挙げるなら、カブトムシとクワガタを戦わせるSDビジュアル使っての描写。コメディなのか何なのか意味がわかりませんが全く面白くもなく、このシーンが果たしてギャグなのか癒し系のシーンなのか謎なところも見受けられました。

ギャグ要素自体個人的には諸刃の剣に思い、嵌れば楽しくテキストを読めるのですが、嵌らなければ苦痛。あざらしそふとの今までの作風から、ヒロインを可愛くエロく描けさえすればよかったのではないかと個人的感想ですが、ギャグさえ嵌れば楽しめる作品かと。体験版にてどのようなコメディなのかプレイをおススメします。

キャラ

赤髪ポニテの‘相倉和葉’は世話焼きなツンデレさん。序盤ラッキースケベなどで好感度は下がるもののそれでも、引っ越してきた右も左もわからない主人公に対してなんやかんやで気に掛ける性格のいいヒロインです。

金髪お下げの‘雨晴こがね’は天真爛漫な後輩。マシンガントークで暴走気味な元気が有り余っている第一印象です。主人公に対し距離の近い接し方をしますが、いざ恋愛を意識するとたじろぐ。積極的だったのが手をこまねいたりとが可愛いセンパイ呼びのキャラクターです。

銀髪ロングの‘上梨夜雪’は物静かな無感情系天然ヒロインの先輩。ミステリアスな雰囲気漂い、ボケ・ギャグのセンスが独特のどこか抜けた感じが特徴的です。

ほか主要キャラに上記の通り2次元ヲタ・筋肉バカ・オカマが登場し、ヒロイン√突入後も彼らとの絡みがある点は恋愛系作品ではセオリーから外れています。ヒロインとの恋愛に集中したいところを悪い意味では邪魔良い意味では賑やかです。

どちらに捉えるかはユーザー次第ですが、どこかで見たような個性を持たせたキャラクターな点は新鮮味に欠けます。ギャグも嵌らなかったこともあり、個人的には煩い存在ではありました。

所々、コメディ色優先か不自然なキャラの仕草が目に留まり、少し抜けているような天然系先輩のノリボケ口調。果たしてそんな茶目っ気のあるキャラにも見えず、ギャップとは違う違和感を覚えました。

最後にフェラというマスコット的存在について。’夜雪’が可愛がる(フクロウ?)鳥系のキャラですが鳴き声が「フェラ」。この点は許容できますが、フェラ音をぶち込んでくるギャグは世界観にも合わず、センスを感じませんでした。

ビジュアル/エロ/システム

基本ビジュアル枚数は65枚+SD15枚の計80枚。各ヒロイン20or21枚のイベントCG+SD3枚。実用性は各々5Hシーンの10HCGの内容になります。

特徴としては事後のピロートークCGは全ヒロイン収録でイチャラブ感が増し、祭り後のH、水着Hなどの季節感ある着衣イベント。王道の学生服。キャラ特有のシチュがあり、キャラゲとしての実用性は及第点です。

システムはE-moteによる立ち絵の目パチ口パクヒロインの陰毛ON/OFF切替などのあざらしお馴染みの機能は搭載されています。

総括

今まではヒロインとのいちゃらぶのみに徹してきた”あざらしそふと”の作品でしたが、本作ではコメディ要素を終盤まで盛り込み、果たして吉と出るか凶と出るかといった感想になり、個人的には後者でした。

新規ユーザー獲得のための試みといったところでしょうが、可愛いヒロインを愛でたい管理人にとってはギャグなどは無用の長物でした。コメディが嵌れば勿論楽しくなりえますが、嵌らなかったため逆に煩わしくあります。つまらないギャグほど読むに苦痛なものはありませんので、体験版のプレイをおススメします。

要点まとめ

ラコメディ要素を追加したイチャラブゲー
個性ある脇役の登場

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