基本情報・ご紹介
製品タグ | BGVあり |
タイトル | 巨乳ファンタジー4 -修道士アストル- |
ブランド | Waffle |
発売日 | 2021/5/28 |
ジャンル | 立身出世爽快アドベンチャー |
原画 | Q-Gaku / 深泥正 / 只野あきら |
企画/シナリオ | 鏡裕之 |
作品傾向 | ファンタジー / 歴史・時代 |
**ご紹介**
”Waffle“から待望の『巨乳ファンタジーシリーズ』4弾目となる『巨乳ファンタジー4 -修道士アストル-』は、21年5月28日に発売。同シリーズは11?作目となり、主人公改めナンバリング「4」ありますが、過去作をプレイせずとも完全新作のため本作からのプレイで問題ありません。
ビジュアルのほとんどは実用性のあるCGで、サービスシーンも豊富。抜きゲかと思いきや、主人公のサクセスストーリーを描いており、シナリオ面・エロ、両面でおいしいのがこの『巨乳ファンタジーシリーズ』です。管理人は’リュート’主人公の『巨乳ファンタジー』系列のみをプレイ。こちらと比較しながらレビュー致します。
ヒロイン/サンプルCG
※サンプルCGはFANZAに飛びます
上からサンプル、ヒロイン名/キャスト、キャラ属性、イベント内容
タグ・リンク文字色・検索について
採点・グラフ
採点ジャンル バランス型(シナリオ・エロ)
ジャンル係数 25:20:20:25:10
採点項目 | 点数 | 補正後 |
テキスト シナリオ |
9/20 | 11.25/25 |
キャラ | 16/20 | 16/20 |
ビジュアル | 19/20 | 19/20 |
エロ | 20/20 | 25/25 |
演出 システム等 |
14/20 | 7.5/10 |
総評
**総評点** 78.75点
シナリオ・テキスト
本作の特徴として、サービスシーンを適宜挿しこみ、物語のイベントも長ったらしくなく端的に書き出し。テンポの良いところは、シリーズ共通なテキスト構成でした。『巨乳ファンタジー4』では、中世欧州のような風景を背に各勢力の思想をザッピングにより宗教観を描いた、エロゲの題材としては珍しい内容です。
『巨乳ファンタジーシリーズ』の時代風景を改めた完全新作の本作は、序盤からギャグ・コメディ色がかなり強く出ている印象を受けます。イベントの結末をギャグ調に描写しているところが個人的にはミスマッチ。無印の『巨乳ファンタジー』(特に『巨乳ファンタジー外伝2』)では、ハラハラした展開など楽しめましたが、コミカルにオチを描くことにより緊迫感が削がれ、折角のシリアスな雰囲気が台無しに感じます。
展開的にも想像の範囲内。物語の発展が予想外で、そこに惹かれるのが管理人ですが、イベント前に当事者が何をするか事細かにザッピングが入るので、オチの楽しさはありませんでした。
中盤以降はモブキャラクターの会話が多く、その内容は事務的。代弁的役割を果たす意図が見受けられ、説明的会話が多くクドかったです。状況説明のト書きも多く、文章が窮屈。説明は丁寧ですが、内容は伝わっていたのでスキップ気味に消化しました。
また、物語の重要的な位置に属するミノタウロス族について。彼の勢力は「パイズリ」が信仰神の関係で神事とされており、そのエロゲ的要素を加えた宗教観がこれまた合いませんでした。物語は至って真剣。しかし、現実との離れすぎたフィクション性にソリが合わず、コメディ調もあって、真面目なのか不真面目なのか、その宙ぶらりんな作風が合いませんでした。
以上のような個人的マイナスイメージを払拭するような感動もあまり感じられず、確かに主人公は立役者で出世街道まっしぐらでしたが、修道士ということもあり、前線に出て戦う姿はなし。出し抜きたい相手との対峙する場面も少なかったので、爽快さは薄くありました。
逆に言えば、明るいコメディ調な雰囲気は『ぬきたし』に似ているように思います(『ぬきたし』は設定がぶっ飛びすぎでしたが笑 )。重苦しい展開よりかは、こちらの方が流行りに感じ、それに従っているのではないかと予想です。
キャラ
まず主人公に対しては、『巨乳ファンタジー』無印系列の主人公’リュート’とダブり、基本大らかな性格で見識の広く、本作の主人公’アストル’の方が少々感情的ではある印象です。皆にもてはやされ過ぎたか、何故か魅力に欠けるところはあり。
次に上記に述べた通り、モブキャラクター(兵士Aなど)の会話が個人的には刺さりません。主人公の成り上がりを描いており、手のひら返しの場面が多々あり、返す程度なら良いのですが、見識改めた後、アストルに対し全幅の信頼を置くキャラクターが多すぎてバランス悪く感じます。
最後にヒロインについて。こちらは様々なイベントをキッカケに好意を寄せ、過度な手のひら返し感はなかったので良好。ビジュアルも素晴らしいく可愛かったです。特に、エルフ・ダークエルフの亜人系ヒロインが魅力的でした。
ビジュアル/エロ
基本ビジュアル枚数は87枚。各エンディング用+α以外はHCGでほとんどが実用性ある割合になります。『巨乳ファンタジーシリーズ』恒例となるキャラクタデザインは、ヒロイン全て巨乳。イベントCGデザインもおっぱいを中央に大きく位置取った構図は踏襲されています。
シリーズ共通ですが、「巨乳」に対して制作側の拘りを感じるビジュアルの数々で、差分にも工夫があります。前作でも述べましたが、パイズリでは差分・フェードを用い、疑似アニメーションのようなCGの移り変わり。巨乳大好き主人公もヒロインの胸を吸っては揉んだり引っ張ったり等のもみくちゃにする差分はあり、ここまでおっぱいに対する差分を用意するメーカーも珍しいです。
シーン総数は全48シーン。内訳はリーゼルは、16HCGの11シーン。イシュヴィアは18HCGの9シーン。ベロニカは12HCGの9シーン。グネヴィアは12HCGの7シーン。セレスティアは13HCGの6シーン。他ハーレム系等に12HCGの6シーンの内容です。
ワンシーン1枚のCGがあるものもあれば、3,4枚使用するイベントがあったりと、サービスイベントには緩急があり、本番よりも胸への悪戯が多いサービス描写はこちらもシリーズ共通です。勿論、ハーレムイベント、母乳系も継承されておりました。
演出・システム等
マイナスの点として、シーンジャンプ機能はないところは改善をお願いしたいところです。昨今の作品ではジャンプ機能が大半であるかと思い、よりシナリオを見せたいのであれば必須でしょうか。
プラスの点では、サービス描写の多い作品ということもあり、実用性に直結する演出面も完備。差分を交互にフェードさせた疑似アニメーションや効果音面、BGVも収録されています。
総括
シナリオと実用性両者を兼ね備えた作品でした。シナリオ面では、世界観とコメディ調が個人的には合わず。前作と比べて、主人公の修道士としての立ち振る舞いに爽快さをあまり感じませんでしたが、コメディ調で主人公のサクセスストーリーを描いております。
実用性に関しては申し分なし。胸への拘りを感じる内容は唯一無二。ビジュアル面が良いこともあり、内容はおっぱい星人御用達です。エロ演出面での良さが光り、総評は良作に思います。
イベントCGのほとんどが実用性あり、シーン総数は48
BGVやエロ効果音あり、パイズリ描写も工夫あり
更新お疲れ様です。今作はリーゼルが目当てで購入し、献身的で可愛らしい容姿がよくとても抜けました。
アストルの反対言葉の特技が序盤でしか使われず、普段から反対言葉を常用しているような描写は不要だったんじゃないか、などの書く必要ある?というような描写が少し多く若干のしこりが残りましたが良作でしたね。
ところで、巨乳ファンタジー外伝2がお好みとのことですが道吉さんは巨乳ファンタジー2ifはもうやられましたでしょうか?2に比べ完成度が高く、シリアスとギャグのバランスがちょうどいい無印&外伝2にも負けず劣らずの良作ですのでおすすめします。
ワールドさん
コメントありがとうございます(#^^#)
どの作品もある程度しこりはあるかと思いますがそれを払拭するようなところが個人的になかったのが、このような採点になりました。
しかしながら実用性に関しては安定しているので、トータルで考えると良作という感想です。
巨乳ファンタジーシリーズは無印、外伝、外伝2のみプレイ済み。他は持ってはいますが積んでいます(汗
ぶっ続けでプレイすると、テキストに飽きるかと思い、現在中断しています。
間を空けて、外伝2after。そこから2と進めていく予定………攻略の際にはまたレビューあげますので
ワールドさんの感想等もまた頂ければ嬉しいです(*’ω’*)