FANZA(DL)
DL版にて¥9,800
基本情報・ご紹介
製品タグ | — |
タイトル | クロガネ回姫譚 -絢爛華麗- |
ブランド | みなとカーニバル |
発売日 | 2021/8/27 |
ジャンル | 大和撫子活劇アドベンチャー |
原画 | 真早 |
監督 企画/シナリオ |
タカヒロ さかき傘 |
作品傾向 | 学園もの / 家族愛・絆 / 感動 / 仕事 / 純愛 / 成長譚 戦記・バトル / 魔法もの / ミステリー |
**ご紹介**
2021年8月27日に”みなとカーニバル“から発売された『クロガネ回姫譚 -絢爛華麗-』は、監督:タカヒロ、企画/シナリオ:さかき傘と超豪華タッグ。安定のブランドから即決で予約した作品です。
本作は2015年1月29日に発売されたPSvita専用『クロガネ回姫譚-閃夜一夜-』に18禁要素+新ヒロイン等加筆したもので、Live2Dによる立ち絵演出強化されています。作品傾向としては上記のように幅広く、飽きることなく読み進める事が出来、満足いった内容でした。
ヒロイン/サンプルCG
※サンプルCGはFANZAに飛びます
上からサンプル、ヒロイン名/キャスト、キャラ属性、イベント内容
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採点・グラフ
採点ジャンル シナリオ型
ジャンル係数 35:20:20:10:15
採点項目 | 点数 | 補正後 |
テキスト シナリオ |
20/20 | 35/35 |
キャラ | 19/20 | 19/20 |
ビジュアル | 18/20 | 18/20 |
エロ | 11/20 | 5.5/10 |
演出 システム等 |
15/20 | 11.25/15 |
総評
**総評点** 88.75点
シナリオ・テキスト
特殊警察部隊を養成する学園’私立鏡ヶ原警察養成第一学園’。この第一学園は「バイト」という形で警察の仕事を請け負うことが出来る未来の警察関係者を養成する特殊なシステムがあった。
主人公の’白銀正宗’は、その中でも選ばれた一部の生徒で構成されるチーム黒金班の副班長で実働部隊リーダーを務める。実力のあるクールな性格だが、周囲に壁を作り、人付き合いはお世辞にも上手いとは言えない。そんな中次第に周りと打ち解けていけそうな雰囲気のあるところから物語は始まります。
総指揮として管理人の大好きな“タカヒロ“氏が務め、これまた大好きな”さかき傘“氏が企画/シナリオを務めた本作は、キャラ性の高いブランド色を味わいつつも、”みなとブランド“にはない、かなりシリアスな場面が盛り込まれたシナリオでした。
涙ありの感動にキャラクターの楽しい掛け合いと友情、推理的要素のミステリーと緊迫感あるシリアス展開。アツいバトルに可愛いヒロインと、作品傾向としてはかなり幅広く感じた物語です。
テキスト量的にも多く、総プレイ時間はおおよそ30時間強。序盤からクライマックスまでダレルことなく楽しく読み進められ、内容には非常に満足できました。
登場人物が主に学生のバトル系作品は個人的に緊張感が足りず、敬遠しがちなジャンル。その短所を感じさなかったところも点数的に高くした要因の1つです。
シナリオは、プロローグ+各ルートといった2部構成です。プロローグとは名ばかりで導入と一事件を合わした内容は濃密で量的にもボリューミ―。各√もクオリティの差異を感じない完成度の高さを誇るように思います。
各ヒロイン√は傾向は違うものの、感動的純愛なものから推理要素あるものまで飽きが来ないです。主人公と同チームに所属する男キャラクターの専用√もあり。他、本筋の回姫譚√は伏線を回収しています。
この回姫譚√のみほか√と違い、物語の規模が大きく違います。世界観設定の回収√であるメインルートは少々インフレ気味。この本√に否定的感想が見受けられ共感できる部分もありますが、展開的には心抉られ、回収編ということもあり個人的には許容範囲内です。
シナリオのテンポもかなり速く読みやすく、個人的に好きな伏線の敷き方でした。分かるか分からないか些細なモノではなく、印象を薄くさせる感じ。一見分かりやすい伏線を物語の展開で希釈。ファーストインプレッションは大きいものなので、回収時は納得。話のオチとしても説得力はあるように思います。
キャラ
主人公の’白銀正宗’は、クールで強く格好良いだけかと思いきや、苦悩したりと意外と人並みなところも描写されています。彼の考え方についても合理的な思想が合い共感。シンパシー出来る理想的ヒーロー像といったキャラクターで好感がもてた主人公です。
メインヒロインは全五人。’伏姫’はお節介な正義感溢れる明るいキャラクター。’天国’は古風な大和撫子。’虎徹’はダウナー系かつ小悪魔。’玉鋼’は凛々しく、’祢々’は内面可愛いタイプく、良い教師で厳しく見せるギャップがあります。
シナリオが良かっただけにどのヒロインも好印象。’伏姫’はその明るい性格が魅力的。’天国’は一途さ。’虎徹’は性格のギャップ。’玉鋼’と’祢々’は姉御肌といった感じです。
ほか魅力的なキャラクターもおり、是非メインヒロイン化して欲しい登場人物も沢山。”みなとブランド“らしいキャラ性の高さを改めて体感し、FD等期待したいレベルです。
一点マイナス要素があり、追加シーンの一部演技に差異を感じました。加筆された作品で、2015年に収録されたCVと今回追加されたCVとで演技の違いがあり。メインヒロインの’天国’が1トーン低い演技なのかなと少々残念ではありました。追加分自体多いものではないので、気にする程でもないかもしれません。
ビジュアル/エロ
ビジュアル枚数は全163枚。内新規で収録されたCGは89枚で、一作品としての収録枚数は非常に多いです。こちらも追加分とのキャラデザに差異を感じますが圧倒的枚数を前にするとマイナス面は気にならないかと思います。
戦闘シーンなどではデザインの工夫を感じ、キメシーンでは漫画的描写、白黒かつ効果線といった場面に応じデザインを変えているので、そういったところには好印象です。より戦闘シーン等印象深く見せてます。
サービスシーンは各ヒロイン2シーンの全10シーン。各ヒロイン5or6HCGといった内容です。特段拘っているようなところもなく、一般サービスシーンと思って頂いて差支えありません。
システム/演出等
本作のシステム面での一番の特徴はLive2Dによる立ち絵アニメーション機能です。本ブランド初の試みとのことですが、同ブランドに限らず違和感はありました。
キャラクターが頷く仕草さ(上下の動き)はそれほど感じさせないものの、首を横に振る仕草(左右の動き)は奥行きが関係してくるので、やはり違和感は拭えず。スクリプトを再度編集しなければいけないので、ON/OFF機能もありません。慣れの問題なのか徐々に感じなくは個人的にありました。
ほか演出面では問題なし。画面エフェクトは多彩で単調になりがちな戦闘シーンも楽しめるところは”みなとブランド”の良さを感じます。例えばビルが爆発するところにはアニメーションが用いられたりなどこちらも好感です。
総括
”みなとブランド“のキャラ性の良さを感じつつも、ほかみなと作品と違いシリアス分が強いのが『クロガネ回姫譚 -絢爛華麗-』です。このシリアスさがライトノベル的学生バトル展開を払拭してくれているところに好みがマッチ。勿論、内容も全て楽しく読み進められヒロインも可愛く、非常に満足。作品傾向も純愛・友情・バトルのアツさ・推理等幅広く楽しめ、流石”タカヒロ”/”さかき傘”氏といった作品です。
監督:タカヒロ 企画/シナリオ:さかき傘
作品傾向は純愛・友情・バトル・推理等幅広い
各√ムラなく、クオリティが高い
キャラが良い
魅力的なヒロイン、FDを願うほか登場人物
キャラクター同士の掛け合いが楽しい
ビジュアル枚数が163枚と豊富
Thank you very much for sharing, I learned a lot from your article. Very cool. Thanks.