基本情報・ご紹介
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タイトル | 人間不信の錬金術師と元兵士のホムンクルス |
ブランド | Waffle |
発売日 | 2022/9/30 |
ジャンル | スローライフアドベンチャー |
原画 | 柾見ちえ |
シナリオ | モーリー |
作品傾向 | 成長譚 / 恋愛 |
**ご紹介**
2022年9月30日に”Waffle”からリリースされた『人間不信の錬金術師と元兵士のホムンクルス』は、前作『奴隷姫騎士と奴隷侍女とのスローライフ』の原画”柾見ちえ”氏とシナリオ”モーリー”氏の第二弾。同様に公式ジャンルは、スローライフアドベンチャーを描いた作品です。
前作の特徴としてはグラフィック、所謂塗りの細かさ凄く、肌のキメまで描く丁寧さ。その丁寧さを継承し、柾見ちえ氏のオリジナル版とWaffleスタッフによるアレンジ版の切替機能をウリにしたミドルプライスの作品です。
ヒロイン/サンプルCG
※サンプルCGはFANZAに飛びます
上からサンプル、ヒロイン名/キャスト、キャラ属性、イベント内容
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採点・グラフ
採点ジャンル バランス型(シナリオ・キャラ)
ジャンル係数 25:25:20:20:10
採点項目 | 点数 | 補正後 |
テキスト シナリオ |
8/20 | 10/25 |
キャラ | 14/20 | 17.5/25 |
ビジュアル | 14/20 | 14/20 |
エロ | 12/20 | 12/20 |
演出 システム等 |
12/20 | 6/10 |
総評
**総評点** 59.5点
シナリオ・テキスト
ホムンクルスの開発に携わっていた主人公が、友の裏切りに王都から追放。全てを失った主人公は人間不信になり、生まれ故郷の辺境の漁村で村はずれの一軒家でひっそり暮らしているところ、ホムンクルスの少女を拾いう梗概です。
ヒロインの生い立ち等で村の人とたちとひと悶着あったり、主人公のトラウマが徐々に安らいでいったり。彼女が徐々に自主性をもつようになったりと成長譚的なシナリオが本作の内容です。
序盤のテンポは良くはなく、主人公の後悔と自責の念に駆られるシーンがよく見受けられ、掴みは暗いですが、隠居生活に至った経緯の説明は不可欠なため、致し方ない点ではあります。
本筋である公式発表の「スローライフアドベンチャー」ですが、山なしオチなし意味なしとはいかず、シナリオ性を感じる内容です。一波乱二波乱もある物語で、助けたヒロインとゆっくり暮らしイチャらぶする内容とはかけ離れているように思います。
辺境の地の村はずれで生活。山菜採取などは行いますが、緊張感のあるストーリーであったため、キャラゲー的な作品とは違い、その点で言えば管理人の求める「ゆっくりとした時間を楽しむ」点は、コンセプト外れに感じました。
また、価格はミドルプライスながら、テキスト量は総プレイ時間3時間と少なめ。ビジュアルの塗りを全面的におした作品は、大よそコストはビジュアルの塗りに割かれている印象です。
キャラ
戦争のために作られたホムンクルスが本作のヒロイン。命令がなければ何をしていいのか。自由にしろと言われても「自由とは?」と戸惑うほどの自主性や意思の低い奴隷感のあるヒロインです。
主人公に対しては助けてくれた恩を感じ、敬称は旦那様。とあるキッカケにより恋慕を抱くようになり、彼を慕う従順なキャラクターでした。
ビジュアル/エロ
基本ビジュアル枚数は25枚(内17HCG)と定価に対しては非常に少ないです。特徴としては本作の一番のウリであるビジュアルの塗り。原画”柾見ちえ”氏のオリジナルとWaffleスタッフによるアレンジのグラッフィクが任意で変更可。立ち絵とイベントCGで2種、その塗りを楽しめるのがポイントです。
グラフィイクは文句の付けどころがないくらい緻密に描かれている点は業界随一を誇れるレベルです。具体的には肌のキメや薄らと静脈まで表現され、本作以上のきめ細かさは見たことがありません。
しかし、塗りが非常に良い反面、ビジュアル枚数の少なさが評価の足枷になった点はあります。単に、2種の塗りを用意したからといってCG枚数25枚×2倍分(基本CG枚数50枚)とレビューとして換算できるわけではありません。
基本CG枚数50枚の作品と比べると、25枚分の見せ所のイベントやHシーン、キャラクターボイス、演出、テキストなどが省かれることになり、本プレイ時間は3時間も満たないテキスト量でした。
また、現にヒロインと初の入浴シーンでは、彼らが居住する居間の背景とヒロインの裸の立ち絵、風呂らしい効果音のみで描写し、浴室の背景CGは用意されてい等、配賦が悪い印象を受けます。
同価格帯で比べると、同じ時期に発売”アトリエかぐや”の『異世界Hィートマッサージ 剣と魔法の世界をHな指圧スキルで無双制圧!!』では、基本ビジュアル枚数55枚(41Hシーン)とダブルスコアをかまされることとなります。
総括
テキスト量やビジュアル枚数、実用性などのコストを全てグラッフィクに費やされたのが本作品の特徴です。費用を割いた分、イベントCGや立ち絵の塗りは唯一無二のクオリティですが、エロゲとしての全体評価するならば正直微妙なところです。
背景CGやテキスト量が足りない。シナリオも公表の「スローライフADV」がコンセプト通りなのか疑わしく、メリット・デメリット天秤に掛け、グラフィックの良い作品をプレイしたいと傾く方にはおススメします。
肌のキメなど緻密に描画
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