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【レビュー】実用性豊富な遊べるエロゲ『ドーナドーナ いっしょにわるいことをしよう』

基本情報・ご紹介

製品タグ
タイトル ドーナドーナ いっしょにわるいことをしよう
ブランド アリスソフト
発売日 2020/11/27
ジャンル ハルウラレRPG
原画 魚介
シナリオ ダイスころがし
作品傾向 仕事 / 戦記・バトル / ハードボイルド / 凌辱もの

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**ご紹介**
 2020年11月27日に発売、”アリスソフト“から『ドーナドーナ いっしょにわるいことをしよう』。本作は「ハルウラレRPG」ということでゲーム要素アリな作品です。簡単に紹介すると、主に金策・集金を行う「ハルウリ」パートと、戦闘などの「ヒトカリ」パートに分かれたシミュレーションRPGです。エロゲとしてのクオリティーも非常に高いもので個人的にはかなり満足のいくものとなりました。

ヒロイン/サンプルCG

※サンプルCGはFANZA,DLsiteに飛びます
上からサンプル、ヒロイン名/キャスト、キャラ属性、イベント内容
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採点・グラフ

レビューについて

採点ジャンル ゲーミング型
ジャンル係数 20:20:20:20:20

 

採点項目 点数 補正後
テキスト
シナリオ
16/20 16/20
キャラ 30/20 20/20
ビジュアル 25/20 20/20
エロ 18/20 18/20
演出
システム等
25/20 20/20

総評

**総評点** 94

総評点90点以上
キャラ20点以上 / ビジュアル20点以上 / 演出・システム等20点以上

※凌辱イベントは”アリスソフト”なのであります、イベント回避は可能です

シナリオ・テキスト

 瀬戸内に面した架空地域「亜総義市」を舞台に、反抗地域政府組織「ナユタ」に属する主人公’クマ’。彼らは、ヒトやモノを奪う「ヒトカリ」、身体で資金を稼がせる「ハルウリ」を行い、目指すは打倒亜総義。様々な危険や困難に直面しながら、彼らは目的を達せられるのか…といった感じです。

 テキストはテンポ重視の会話文のみ地の文(説明描写的なモノ)がないのが特徴です。至って端的でゲーム性を邪魔しない作りとなっております。またストーリーは、ポップかつシリアスといった物語調です。

 展開的には大シリーズやランスの個別エンディングといったシナリオで魅せるようなものではありませんが、ゲーム性のある作品がこれがデフォなので特に不満はありません。メインは、あくまでもエロとゲーム性といった感じでした。

キャラ

 ”アリスソフト”はお手の物かに思います。ヒロインは全員良く。バトルありのレベルアップでステータスが向上することもあり、ADVとは違う愛着が湧きます。ヒロインのピンチになると、絶対助けるといった気概になりました。可愛い等はもちろんです。

 ヒロインも然ることながら、サブキャラも然り。まず、敵キャラですが、一癖も二癖もあります。非現実的な秩序が偏った世界観でしか見れないような登場人物。そして、そんな癖が魅力的です。仲間にできない惹かれたキャラクターも多々おりました。

 次にユニーク「ハルウリ」キャラが13人います。攻略は出来ずに「ハルウリ」描写だけですが、それだけで十分。親近感がないからこその何か惹き込まれるようなものがあります。

 ADVパートは、ランスシリーズなどのようなテキストウインドー両端に立ち絵を配置した会話が主です。その立ち絵の種類が豊富で、表情差分ではなくポージング等大きく違うものがメインキャラで数多くあり、モブキャラも数が多く用意されていました(立ち絵の種類は100以上)。

システム・演出等

 まず、全体的なUI周りについては非常に使いやすく、ユーザーに優しい仕様です。セーブ&ロードは多少繰り返す作品ですが、オートセーブはもちろんのこと、様々なところでスクロールが役に立ちます。上下、左右動かすようなところは、いちいち矢印ボタンをクリックせずに操作が可能なので、非常に使いやすかったのは大きく評価したいと思います。

 次に戦闘システム「ヒトカリ」ですが、数多くのアリスソフトをプレイしてきた管理人ですが、これまた違うシステムなのが良かったです(覚えてないだけかもです…)。1次元のタクティカル方式(前後のだけのポジショニングとターン性のもの)で2Dアニメーション処理がされており、ランスや大悪司などのデフォルメではなく、ヌルヌル動き、マンパワーを感じました

 難易度もバランスも絶妙。適当プレイでは負け、相手の攻撃力の高さやクリティカルも良く出るので、優先順位を考えさせられるゲーム性でした。しかしながらも『大悪事』の時限的に敵勢力から攻め入れられたり等はなく、自分のペースでレベリング等もできるので難易度的には”アリスソフト”作品では優しい部類です。

 バトル自体もテンポよく進める事ができ、こちらも設定からエフェクト速度が可変なので便利。飽きる飽きないは個人差があるので言及には厳しいですが、見慣れないシステムに個人的にはクリアまで飽きずにクリアできました。

 最後に集金・金策システムですが、まず戦闘後、敵からお金はドロップはなし。こちらのカラダで資金を稼がせる「ハルウリ」をしないと、武器やアイテムの購入は出来ません。また、内容は『アリス2010』収録作の『はるうられ』のそれと同じと思って頂いて大丈夫です。

 知らない人のためにご説明すると、「ハルウリ」キャラには3つのステータスと属性があります(ルックス:集客力、テク:集金力、メンタル:最低下すると人材として機能しなくなる、属性:ステータス上下に寄与等)これらをアイテムを用い管理する経営シミュレーションです。

 全体割合は、ヒトカリ:ハルウリ=7:3ぐらいで、やり込むほどしないので、こちらも飽きずに終えれました。ハルウリはやっていくと飽きそうにはなるかもと思います。参考としてプレイ時間は50時間超(全ヒロインのエンディングを見終え、凌辱はセーブデータから回収、周回なし)です。

ビジュアル/エロ

 情報公開当初からその彩色で話題のあった作品です。モダンカラーなエロゲーは見たことがありませんが、作画全体には統一感がありました。実用性に心配と感じはしたものの、これといって問題はなしです。

 メイン原画が”魚介“氏、ほか「ハルウリ」ユニークキャラのデザインとしてのゲストが起用されています。イベントCG枚数は113枚うちゲストは26枚。メインヒロインとの回想はエンディングを除き、主人公とが7or8シーン、凌辱イベントが2or3シーンそのほとんどが1枚CGです。また、サブキャラとハルウリキャラのイベント26シーンを含め、90シーン程あります。

 割合は上記のように実用性のあるものに大半が割かれています。その描写はいやらしく、集中線やスピード線、絶頂時は電気が流れるような効果等、エロマンガのような表現に近い技法が使われており、躍動感がありました。

 また、”アリスソフト”の凌辱ですが、こちらも中々にエグイさは健在です。生半可なモノとは比べられない、文字通りな圧倒的暴力の塊。個人的には詳しくはないのですが、組み伏せる感は容赦がないです。ただただ突っ込ませて、イキ狂わせるものではないのではないのは確かで、可哀想でしかありませんでした。

 過激な凌辱描写に、主人公とのイチャラブ的なシーン、そして身売りのシチュエーションと多岐にわたっています。総勢20キャラ以上。おねショタ的なものもありました。1CGものがほとんどですが、90シーンほどの数は非常に満足なものではと思います。

総括

 時間で考慮したコスパを考えるとプレイ時間は飽きずに50時間、ADV以上なので破格です。作りはゲーム性、実用性を意識したものでシナリオ・テキストは弱いものの仕方なし。キャラクターも豊富でHイベントは90と桁違い。ビジュアル枚数も113枚でメイン原画は”魚介“氏と文句の付けどころがないハイクオリティーな作品でした。

ゲーム性のある作品
バトルの「ヒトカリ」、資金調達の「ハルウリ」

凌辱もある実用性
イベント総数は90、キャラクターは20以上
漫画技法を使い、躍動感のあるCG
凌辱は過激、おねショタやイチャラブ、身売り描写も

関連作品・情報等




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