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【レビュー】衣笠彰梧の企画/シナリオ『流星ワールドアクター』

基本情報・ご紹介

製品タグ 廉価版あり
タイトル 流星ワールドアクター
ブランド Heliodor
発売日 2019/7/26
ジャンル ダークコメディADV
原画 春夏冬ゆう
企画/シナリオ 衣笠彰梧
作品傾向 仕事 / ハードボイルド / ファンタジー / 魔法もの

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**ご紹介**
 2019年に”Heliodor“から発売された『流星ワールドアクター』はハードボイルド的刑事モノのADV作品。”Heliodor”は、FANZA母体の”DiGination”の姉妹ブランドで、昨今精力的に動くメーカーさんです。資金が潤沢なのか製品としての質は高く、本作でもそれは伺えました。

 一番の注目は企画/シナリオに”衣笠彰梧”氏を据えている点です。彼の過去作はコメディとキャラの良さかが魅力あるところで、シナリオ買い出来るポテンシャル。次作の『流星ワールドアクター Badge&Dagger』が2021年6月発売ということでプレイ。この機に本作の廉価版も発売されました。

ヒロイン/サンプルCG

※サンプルCGはFANZAに飛びます
上からサンプル、ヒロイン名/キャスト、キャラ属性、イベント内容
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採点・グラフ

レビューについて

採点ジャンル シナリオ型
ジャンル係数 35:20:20:10:15

 

採点項目 点数 補正後
テキスト
シナリオ
19/20 33.75/35
キャラ 20/20 20/20
ビジュアル 20/20 20/20
エロ 13/20 6.5/10
演出
システム等
15/20 11.25/15

総評

**総評点** 91.5点

総評点90点以上
キャラ20点以上 / ビジュアル20点以上

シナリオ・テキスト

 第七共和国を守る警察組織の中に、厄介者などの問題児が集まる十三課、通称ハコヅミ。そこに属する主人公’日流ルカ’が凶悪事件を追う刑事モノです。事件が発生し捜査、解決へと運ぶシナリオは物語が進む実感が得られ易く、つまるところ読み易いシナリオゲでした。

 シナリオを務める”衣笠彰梧“氏の企画・テキストということで予約購入に至った作品です。代表作にはあかべぇ系列から『暁の護衛』『レミニセンス』。ライトノベルでは『ようこそ実力主義の教室へ』など。人気シナリオライターの一人として数えられます。

 本作は話数構成の物語で全7話+エピローグ。共通3話+各ヒロインルートの1話です(管理人のプレイ時間は20時間程度)。起伏と緩急あるシナリオ。シリアスな事件展開とキャラ同士のコメディを織り交ぜ飽きがなく、また、物書きらしい言葉遊びも個人的に好印象でした。

 主人公の優秀さがわずかに窺える物語冒頭。何かに執着しているような様子が匂い、物語の始まり、動き出すという予感が容易に取れ、コンパクトの纏まっていました。中盤終盤もその勢いは維持され、ストレートに読み進めれた面白さに思います。

 推理小説とまではいきませんが、事件を推理するような楽しめれる場面もあり、また種明かしとなる説明・例えなどは的確かつ分かりやすく、流石有名ライターなだけのことはある申し分ないシナリオ・テキストでした。

 唯一留意しなければいけないところは、本作で完結しないところです。主人公は教団事件という案件を追っていますが、本作内では解決に至りませんでした。21年6月発売予定の次作『流星ワールドアクター Badge&Dagger』でも完結しないと明言され、ここが評価分かれ目となるところです。しかし、単純に面白いか面白くないかで言えば断然前者。今後に期待できる作品です。

キャラ

 ガサツでルーズな主人公ですが、能ある鷹は道化を演じる。フィクション作品では珍しくない刑事像の主人公でした。半分本当で半分嘘ような、あえて狙っているかもしれないキャラクター性です。学園モノであれば鼻につくところ、殺人事件など危ない橋を渡るやもな事情にある刑事モノのため、その真意が逆に気になります。演出/ビジュアル良く、有能さを示す描写は明解でカッコ良かったです。

 ヒロインたちも魅力的で、特段掘り下げるようなことはしなくとも、自然と物語進行のキャラ同士の会話から惹かれることは容易でした。新米刑事のエルフの’クラリス’はちょっとポンコツ感があり可愛い。いつも腹ペコな’シフォン’はクール系食いしん坊。合コン合コン連呼するギャル系な’小町’に、正統派ヒロインの’メル’がその面々です。

 また全ヒロイン、ピロートークイベントはCGありの仕様です。それぞれ「らしさ」のあるイチャイチャイベントが楽しめるのは良点。エロゲ要素を蔑ろにしないところも好感が持てます。その他、攻略できない魅力的なキャラクターもおり、総じてキャラ立ちの良さは保証致します。

ビジュアル/エロ

 基本ビジュアル枚数は102枚。背景は53枚あり、フルプライス作品の中では数のある内容です。塗りは淡い印象を受け、エロゲとしては少し珍しいタッチがまた味があります。“春夏冬ゆう”氏のキャラデザもヒロイン可愛く満足です。

 Hイベントの総数は各ヒロイン4シーンの9HCGの内容。+1枚にヒロインとのピロートークCGは全て完備しています。シナリオ要素の強い作品ですがHイベントもそこそこあり。ですがHシーン自体はシナリオゲーのそれで、テキストは少なめです。

演出・システム等

 BGMは全57曲、ボーカル曲は3曲と楽曲面も力が入っています。フルプライスのキャラゲー作品でおおよそ30曲程度なので、その数の多さが分かるかと思います。

 また、画面エフェクト系もアニメーション効果を用いる拘りもありました。本作では魔法のような異能力と使う場面ありますが、例えば炎の攻撃魔法などにアニメエフェクトを用いなど、また選択肢も遊べる楽しさもありADV作品ならではを感じられます。

総括

 シナリオゲとして押さえておきたいポイントなどは全て押さえ、ボリューム共に質の良い刑事モノのADV作品でした。『レミニセンス』ぶりの”衣笠彰梧“氏の作品に触れられることが出来て非常に満足。ビジュアルのクオリティーも良く、物語の完結に興味持て、今後の展開が気になります。

シナリオの楽しめる作品
企画/シナリオは『暁の護衛』など衣笠彰梧氏
ビジュアルの良い作品
廉価版あり

関連作品・情報等

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POSTED COMMENT

  1. ひびき@トリック より:

    流星ワールドアクター、次回作楽しみですね。クラリス達前作ヒロイン√無しの後日談的な感じみたいですけど、おそらく3作目で終わらす為のストーリーをやるんでしょうね。衣笠ファンなんでめちゃ期待してます!w

    • admin より:

      ひびき@トリックさんへ

      コメントありがとうございます!
      管理人も大の衣笠ファンの一人です(笑)
      本作は、構成の面でも過去作以上と捉えており、非常に満足。(前作は尻つぼみ感が…
      出来るなら早くトモセシュンサク氏とエロゲを出してほしいところですが、てぃ~ぐる息してない(/ω\)

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