基本情報・ご紹介
製品タグ | — |
タイトル | FORTUNE ARTRERIAL |
ブランド | オーガスト |
発売日 | 2008/1/25 |
ジャンル | ADV |
原画 | べっかんこう |
シナリオ | 榊原拓 / 内田ヒロユキ / 安西秀明 |
作品傾向 | 学園もの / 純愛 / ファンタジー |
**ご紹介**
2008年1月に”オーガスト“から発売された『FORTUNE ARTRERIAL』は、シナリオに特化した王道的学園モノ。メーカーの”オーガスト“、原画を担当される”べっかんこう“氏は有名で存じてはいたものの、個人的に長らく眠らせていた作品です(ほか、千の刃濤、ユースティアはまだ積んでおります…)。”べっかんこう“氏のデザインも然ることながら、演出面でも秀でている本作と感じました。
ヒロイン/サンプルCG
※サンプルCGはFANZAに飛びます
上からサンプル、ヒロイン名/キャスト、キャラ属性、イベント内容
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採点・グラフ
採点ジャンル シナリオ型
ジャンル係数 10:20:25:35:10
採点項目 | 点数 | 補正後 |
テキスト シナリオ |
13/20 | 22.75/35 |
キャラ | 16/20 | 16/20 |
ビジュアル | 20/20 | 20/20 |
エロ | 12/20 | 6/10 |
演出 システム等 |
20/20 | 15/15 |
総評
**総評点** 79.75点
シナリオ・テキスト
構成は各ヒロインルート、最後に攻略可能なTRUEストーリーを含んだ6ルート。共通→キャラ選択共通→各ルートのシナリオ運びです。正直キャラゲと判断するかシナリオゲと判断するか悩ましかったですが、やはり、TRUEルートがあるので前者で係数を掛ける採点と致しました。
物語は、転校を繰り返していた主人公が全寮制の学院に通い、ヒロインたちと出会う王道的な現代学園モノです。王道的すぎたか一部の展開・オチと目新しくないと感じ、早めのプレイをお勧めします。数をこなしているかいないかで評価の分かれそうな印象を受けます。
そのシナリオですが、序盤共通ルートのオチが腑に落ちなかったです。この最初の物語の進行に対し、ヒロインを含む一部登場人物への嫌悪感が生まれてしまいました。その展開後、フォローは片方にはあったものの、ヒロインにはなし。後味の悪い状況を棚に上げて、その面子とつるみ続ける主人公に対しても同情できず、没入感が薄れてしまったのが個人的感想です。
また、伏線が大きすぎる印象を受けました。TRUEルートに向けての伏線は仕方ないにしても、伏線の残り香が強すぎるといいますか、各ルートの締りが弱いように思い、モヤモヤが残るか、初見ではないような恋愛的展開で少し残念です。
本ルートに関しても、没入感の削がれた事もあり、制作側は魅せたいであろう最後の山場も惹かれることなかったので、この序盤のオチを変えさえすれば良い方向に変わっていたのではないかと思います。どのような序盤の展開だった以下に記載。
しかしながら、演出も良く、平易なテキスト、文量も十分にあるので、全体的には質が悪いわけではありません。その展開さえなければと惜しいシナリオでした。
キャラ
個人的に自己投影・同情しきれなかった主人公は、都合よく鈍感、ときに鋭いタイプなのは典型で、あまり魅力的に感じないのは居たたまれないです。代わりにヒロインたちに救われている損な役回りです。
ヒロインたちは気持ちを直線的に伝えてくれるので全ヒロイン共通で非常に好ましいです。恋心を見せないギャップのある元気っ娘、過去の思い出を大切にする健気な娘、庇護欲をそそられたり、クールビューティーなど魅力的なヒロインたちで、こちらは満足です。
ビジュアル/エロ
基本ビジュアル枚数はおおよそ109枚とフルプライス作品ではボリュームある内容です。原画を手掛けるは”べっかんこう“氏は”オーガスト“を引っ張る原画さん。ころっと丸っこいデザインで親しみのもてる雰囲気があります。
実用性に関しては各ヒロイン8HCGの3,4シーンです。テキスト量などはキャラゲーの一般的なサービス描写となっています。一部はストーリーに盛り込まず、各ヒロイン攻略後のアフターを選択しての回収となっております。
演出・システム等
2008年の作品とは思えない演出やシステムに驚きました。今では珍しくありませんが、バックログにて、シーンジャンプ機能があります。背景の表現にもアニメーションが使われており、冒頭車窓を眺めるシーンでは景色が流れており、ぐっと惹き寄せる印象を受けました。
楽曲も非常に多いです。ボーカル曲は6曲(1曲Ver違いを含む)。BGMが41曲の計47曲。イメージテーマを謳うだけあって「It’s my precious time!」も作品らしさを感じ、また「赤い約束」は”Lia”氏がボーカルとして務めている曲です。
総括
管理人的には舌が肥えすぎたか、もっと早めにやっておくべきだったかと思われたシナリオでした。序盤のオチの後味の悪さが尾を引いてしまい、没入感が削がれましたが、この点を除けば、ビジュアル/演出・システム面でも豊かで質の良いと感じた作品です。
原画は”べっかんこう”氏
ビジュアル枚数は約109枚
2008年の作品とは思えない演出
楽曲総数はVo.6曲を含む47曲
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