基本情報・ご紹介
製品タグ | 廉価版あり (DL版) |
タイトル | Flyable CandyHeart |
ブランド | ユニゾンシフト |
発売日 | 2011/2/25 |
ジャンル | まだまだダブル生徒会にまきこまれちゃう! 学園ラブらぶハザードADV |
原画 | いとうのいぢ / 笹倉綾人 / ぺろ |
原案 シナリオ |
@ピース 市川環 / 風間ぼなんざ / あごバリア 望月JET / 神野マサキ / 明日原瓦斯 |
作品傾向 | 学園もの / 家族愛・絆 / 感動 コメディ / 純愛 / 成長譚 / 恋愛 |
**ご紹介**
”ユニゾンシフト”から2011年2月25日に発売された『Flyable CandyHeart』。本作は『Flyable Heart』のファンディスクとなります。『君の名残は静かに揺れて』のヒロイン’茉百合’のアフターストーリーも含むので上記2作品はプレイ必須です。短いヒロインルートもありましたが、締めがよく余韻が残り、これで完結かと名残惜しく感じた作品です。
ヒロイン/サンプルCG
※サンプルCGはFANZAに飛びます
上からサンプル、ヒロイン名/キャスト、キャラ属性、イベント内容
タグ・リンク文字色・検索について
採点・グラフ
採点ジャンル シナリオ型
ジャンル係数 35:20:20:10:15
採点項目 | 点数 | 補正後 |
テキスト シナリオ |
17/20 | 31.5/35 |
キャラ | 30/20 | 20/20 |
ビジュアル | 20/20 | 20/20 |
エロ | 10/20 | 5/10 |
演出 システム等 |
17/20 | 12.75/15 |
総評
**総評点** 89.25点
シナリオ・テキスト/演出
おおよそ、前作の登場人物のアフターストーリー+’ぐみ’(’早河恵’)と’あきら’の新規ルート。最後にユニゾンシフトキャラ大集合(他作品は『ALICE♡ぱれーど』『ななついろ★ドロップス』『Peace@Pieces』)ドタバタシナリオとったファンディスク的展開のある内容です。
構成的には9ルートからなるオムニバス方式。前作から続く内容なので『Flyable Heart』『君の名残は静かに揺れて』はプレイ必須。他作品は知ってて楽しめる内容かと思いますが、おまけの1シナリオなので大丈夫かと思います(管理人は『ALICE♡ぱれーど』はプレイ済み、『ななついろ★ドロップス』はアニメで少々見た程度、両者作品の展開は全く覚えてなかったですが楽しめました)。
アフターストーリーは1時間程度で終わるものから、4時間程度のものまでといったボリュームです。短時間で終わるのはどうかと思われるかもしませんが、これがビックリで非常に良かったです。
前作プレイ済みでなければ厳しいですが、「あぁこうやって、主人公とヒロインは幸せになっていくんだなぁ」と余韻が残りました。お互い色々な気持ちを大切にしている仕草が儚げで可憐、愛おしく好印象です。少々強引な展開もありましたが、ファンディスクとしては全体的に楽しめ満足でした。
’結衣’と’すずの’ルートは本作の見せ場で、他ルートをはうってかわり、演出面でも強化されていました。本筋はこのルートかと思いますので、シナリオ型として採点した次第です。
キャラ
既存のキャラクター’天音’、’くるり’、’桜子’、’茉百合’の短いシナリオは、物足りなさを感じる反面、全てを語らず想像が膨らみ、どっちつかずな判断。心が揺さぶられたという意味では非常によかったです。前作と合わせて本作で「これからさらに幸せを一緒に歩む」という情趣がありました。
また新しく攻略可能となった’ぐみ’と’あきら’を加え、キャラ魅せ的には非常に満足。特に’ぐみ’ルートは天真爛漫で元気いっぱいの彼女を身近に感じられ、こちらに元気を与えてくれ良かったです。勿論のことながらコンセプトは踏襲しておりました。
ビジュアル
ビジュアルも前作同様に印象的でした。イベントCGの背景は建物や景色をバックにしたものもありますが、印象的に見せたいところは心象的背景(例えば、ポップな可愛さの場面ではパステルカラーの☆マークなど多彩した表現)だけだったり、愛らしいところは♡マークを景色に加えたりと工夫を感じました。これらは、ヒロインに対しての主人公の心情などを視覚的に楽しめるものかと思います。
また、立ち絵の表情を好きになれた作品です。シナリオを意識したところもあるので、その表情が含みのあるものから可愛いものまで妙のある面持ちでした。ビジュアル枚数は69枚+SD28枚で定価的には標準です。
エロ
実用性のあるイベントは14シーンです。Flyable系が11シーン、他作品が各1シーンの内容です。複数あるキャラクターは結衣とくるり、複数プレイに’天音と茉百合’がありました。多いもので1イベントに対し4CG、少なくても2CGはありました。初々しいものが大半なので、シチュエーション的にも実用性に関しては弱いです。
総括
’天音’、’くるり’、’桜子’、’茉百合’はアフターストーリーで締めくくりには相応しく、’結衣’と’すずの’ルートはシナリオゲームとして魅せ、新しく加わった’ぐみちゃん’と’あきら’は前作コンセプトを踏襲。最後にユニゾンシフトキャラ大集合といった内容です。前作プレイは必須ですが、エロゲとしてのクオリティーは高い、そんな作品でした。
日常を大切に描かれたアフターストーリー
新ヒロインを加え、再び『Flyable Heart』感を