【レビュー】同人的シチュがロープラで『リンパに ATATA！ 〜メス牡蠣ミルクどぴゅらっしゅ〜』

**ご紹介**

2022年3月25日”Hending”から発売された『リンパに ATATA！ 〜メス牡蠣ミルクどぴゅらっしゅ〜』は、「リンパマッサージ」「メスガキ」「快楽落ち」の三拍子揃った商業作品では珍しいコンセプトのロープライス抜きゲです。

ストーリーは、女子校生を合法的に触れる為、マッサージ師となった主人公が待ちに待った双子女子校生に施術をするお話。いざマッサージをしてみると彼女たちは挑発的で小生意気で憎たらしい。ムラムラとイライラを募らせ『わからせ』てやろうとする梗概です。

JKの柔肌を堪能しつつ「マッサージ」の範囲内で可能な限りエッチなことをする、そのために20年のキャリアを積んだ主人公は40代。スカートを覗いたのが原因で「ハゲ」や「おっさん」と罵られますが不潔感はありません（顔出し等はなし）。

マッサージによる快楽をヒロインたちに与え、性的さがエスカレート。「マッサージ」「ボディケア」という言葉で不信感が拭われたのか、挿入時も「SEX」とあまり認識していない。あくまでもマッサージの延長という描写でした。

言葉巧みにヒロインたちを洗脳といったものではなく、快楽による思考低下を誘発するような流れで、姉妹丼プレイでは彼女たちが自発的に。「わからせ」感はかなり薄く、どちらかというと「快楽堕ち」なシナリオです。

サブタイにある通り、「メスガキ」がコンセプトの双子。最後の「堕ち」の描写まで生意気感を一貫して趣旨外れといったことはありません。彼女たちは動画投稿系SNSのインフルエンサーという設定で、姉妹間仲が良いところは、主人公に対しての態度とギャップがあります。

双子姉の‘瀞’は素直でおとなしい女の子を装うしっかり者。器用に何でもこなす小悪魔風の黒髪ツインテールです。生意気度合いはかなりの強め。頭が良い分、罵りが’菜種’と比べて言葉は辛辣。「役立たず、不用品、社会のごみ」と鋭利。

妹の‘菜種’は明るく元気な健康小麦色ギャル。オツムは弱く世間知らずなオーソドックスなイメージで差し支えありません。’瀞’と比べると辛辣さは劣りますが、砕けた口調のギャル特有の蔑み具合が彼女のメスガキ感です。「マジきも、やっば、ウケるんだけどー」とそのセリフが似合います。

ビジュアル枚数は計21枚。瀞と菜種が各8HCG、ハーレムシーンで2HCG、通常3CGの内訳。製品版の定価3,800円(DL版3,300円)とCG枚数でみると少なく感じますが、その分CGの塗りはクオリティー高く、Hアニメーションありなので割高感は拭えます。

シーン総数は各ヒロイン6シーン+姉妹丼1シーンの内訳です。

あくまでも「マッサージ」であるのが本作のサービスシーンになります。快楽により悶え喘ぐヒロインたちですが、セリフに「ち○ぽ」などの男性器名称の呼称がなく珍しい点は特徴的。

“Hending”初の試み、LIVE2Dによるアニメーションがロープライスで楽しめます。内容はHシーン1カット、Tik○ok風通常CG3カットの系4つ。クオリティはあの『Role player:小粥姉妹の粘膜ポトレ ぐりぐちゃLIVE！』を彷彿させるヌルヌル具合でした。

その他に、動画サイト風コメント欄演出なるものがあります。ヒロインたちがアップしているライブ配信をスマホで視聴する場面。主人公がコメントをして姉妹が反応するかという一場面ですが、コメント欄を実際のようにスクロールできたりなど再現度が高い演出もあり。HSE、BGVもあり。HSEはループ再生されません。

本作の「わからせ」をどう捉えるかによる作品かもしれません。「わからせ」とは最終的に対象者が屈服するイメージのジャンルに思いますが、知らしめる感は薄く快楽落ち。メスガキに身の程を弁えさせるシチュをお求めの方は注意です。

管理人のように「エロければそれでいい」という方には問題なし。生意気だった美少女双子が最後には主人公の性的マッサージを求めるお話は、白黒ギャルのムチムチ体躯が非常に実用的。Hアニメーションは1カットのみですが、同人的シチュエーションをロープライスで楽しめるのはニーズに合っているように思います。