【レビュー】沢澤砂羽/花澤さくら演じる『はるるみなもに！』

基本情報・ご紹介

製品タグ	—
タイトル	はるるみなもに！
ブランド	クロシェット
発売日	2017/3/24
ジャンル	ADV
原画	しんたろー
シナリオ	保住圭 / 姫ノ木あく / 和泉万夜 / 深山ユーキ
作品傾向	学園もの / ファンタジー / 恋愛

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**ご紹介**
　2017年に”クロシェット“から発売された『はるるみなもに！』は、原画”しんたろー“氏がデザインのキャラゲーです。立ち絵やイベントCGの差分が多く、ビジュアル面の質が非常に高いところが本作の良点。えっちで可愛い魅力的なヒロイン。特に花澤さくらさん、沢澤砂羽さんの演じるキャラクターが刺さりました。

ヒロイン/サンプルCG

※サンプルCGはFANZAに飛びます
上からサンプル、ヒロイン名/キャスト、キャラ属性、イベント内容
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採点・グラフ

総評

**総評点**　82点

ビジュアル20点以上

シナリオ・テキスト

　クロシェット作品の特徴でもある、現代ファンタジーと可愛いヒロインを掛け合わせたシナリオは、良くも悪くもキャラゲーADVの一般的な物語でした。萌え系学園ラブコメの典型的で、あくまでもヒロインを魅せるために特化した設定です。

　本作の梗概は、現人神など神様が存在する現代を背景に宮司の息子である主人公が、神様や幼馴染のヒロインと巡り合うお話。山なしオチなしとまでは申しませんが、やはりヒロインの二の次なファンタジー・シリアス展開は予想の範囲内に収まってしまいます。

　本質であるヒロインの可愛さを堪能出来さえすれば、点数の補正にもあるとおり、重要ではないので許容範囲内です。ヒロインのキャラ性は、共通ルートでしっかりと掘り下げており良点。シナリオに関しての感想は、個人的に普通です。

キャラ

　キャラゲーなだけあって、ヒロインの仕草・言動などは可愛く描かれ、本質であるところはしっかりと押さえております。ヒロインがデレる、たじろぐ、照れる、甘える等の仕草は具えており、各ヒロインの可愛さを見るために若干ダレたシナリオも我慢できました。

　攻略対象は全5ヒロイン。まっすぐで明るい天然系の’春ヶ崎叶’。小悪魔系妹の’山神水緒里’。王道的幼馴染な’松房英麻’。天真爛漫な元気っ娘’幡上芽以’。クール系ヒロイン’伊吹明日海’がその面々。

　特に良かったのがヒロインが’英麻’と’芽以’です。両キャラクターの声が気に入り、’英麻’の一歩引いた感じのお淑やかさは良し。’芽以’のポンコツ可愛い、元気を振りまき、一転してふにゃデレするところも魅力的でした。流石キャラ人気投票一位二位なだけあります。

　キャラの良さを支えたのは、立ち絵の表情差分の多さです。他メーカーと比べても非常に多く、それが下支えとなっています。一セリフに表情が三転四転とコロコロと変わり、事細かにスクリプト入力があるので、ヒロインの会話に好印象でした。

ビジュアル/エロ/演出等

　ビジュアル枚数は85枚、各ヒロイン17枚となっております。原画を務める”しんたろー“氏のキャラデザ良く、塗りも丁寧な印象。制服、私服、水着、特殊衣装等全ヒロイン偏りなく実装されており、着衣が魅力的な”クロシェット”のブランド色は出ています。

　立ち絵の表情差分も非常に細かく、1ポーズあたり100以上。1ヒロインあたり3ポーズあり、合計400ほどの差分があります。また、非攻略なサブキャラクターも可愛く、登場女の子キャラクター見ていて癒されました。ビジュアル差分も平均50ほどあり、ビジュアルに関しては大変満足で満点です。

　回想Hシーンの数は、各5シーンの11HCG。瑞々しい体躯が非常にエロティックで上記の通り着衣Hがメイン。ワンフィニッシュのものもあれば、複数至るものHシーンもあり、イベントに強弱があるところは個人的には好ましいところです。

　ほか、お好みの立ち絵を動かせるキャラモードはあり。楽曲は34曲と演出・システム周りはキャラゲーの平均的なものとなっています。

総括

　“クロシェット”のビジュアルの良さが異端なく発揮されている作品です。差分の多さがキャラ性を底上げし、登場ヒロインとの恋模様を楽しめます。お気に入りのヒロインがいれば個別ルートは上々。物語性は少々乏しい（キャラゲー仕立て）ですが、えっちで可愛い、実用性も良いキャラゲーです。

ビジュアルの良い作品
原画”しんたろー”氏
立ち絵の表情差分は100超え
HCG差分は50超え

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