【レビュー】蠱惑的ヒロイン『キスから始まるギャルの恋 〜くるみのウワサとホントのキモチ〜』

**ご紹介**

2021年12月24日に”プレカノ“から発売された『キスから始まるギャルの恋～くるみのウワサとホントのキモチ～』はロープライスのキャラ・いちゃらぶゲーになります。原画”もねてぃ“氏のビジュアル目的で購入し、タイトル通りギャル感あるヒロインが魅力的な作品でした。

無難な、Hシーンの比較的多いキャラゲといった印象です。無個性系主人公とギャルの恋愛ストーリー。タイトルに「キスから始まる」とありますが、冒頭偶然かにキスをして物語が始まるようなお話ではなく、キスをして再度恋心に気付いたという物語です。

ロープライス作品ということもあり、この手の作品はキャラ性に富み/シナリオ性に富んでいないという予想から、無難な恋愛描写もとりわけマイナスに感じず、普通といった感想です。

一点不満に感じたのがモブキャラの多さです。クラスメイトABC…等が多く、立ち絵・CVなし。実のない内容でのこれらモブキャラとの会話が苦痛です。ここまで多くする必要性をあまりに感じず冗長気味。深い関係のあるキャラクターでもないので、低予算で立ち絵等当てられないなら極力数を減らしてくれた方が幸いします。

ヒロインの可愛さをウリにする作品なのであれば、彼女の良さを全面的に推す方が満足度が高いことかといった感想になります。

俗にいう純情ギャルなヒロイン。純情ではあるものの身だしなみは緩く、宿題は忘れ授業は寝落ち。少し気を許すと距離感が近く言葉遣いも砕け、タイトル通りギャルです。

一緒に勉強をしたり、主人公宅で彼女が手料理を振る舞うなどキャラゲらしい王道イベントは完備。ゲームや漫画が好きだったり男性の理想的彼女が本作のヒロイン’柊くるみ’になります。

八重歯が見え隠れし、ビジュアル的に蠱惑。ザッピングなどでどんな文面のメッセージを送ればいいか思案したりなど、見た目に反し乙女チックなところもあり、総括純情ギャル系ヒロインになります。

ビジュアル目的に購入した本作ですが、作品を手掛けるごとに”もねてぃ”氏の魅力が溢れる印象です。前作・前々作の『ボクと彼女（ナース）の研修日誌』『ボクと彼女（女医）の診察日誌』以上の画力を感じずにはいられません。

基本ビジュアル枚数は16枚。DL版の価格2980円に対しては少々割高な印象です。内容量的には少ない分、ビジュアルのクオリティーは非常に満足。ふくよかな肉感がエロティックで総じて満足な感想です。

シーン総数は8HCGの7シーン。ほとんどが1HCGのサービスシーンになります。己の恋心はさておき流れ的にHといったシーンもあり、純情っぽいシーンとイチャラブ的シーンと両者楽しめます。

純情ギャルヒロインの好きな方にはオススメ出来る作品です。ビジュアルデザイン面では申し分なく、塗りも丁寧。内容量的には価格に見合うかどうか判断しやすいイチャラブゲーになります。