基本情報・ご紹介
製品タグ | 廉価版あり(Steam版) |
タイトル | LAMUNATION! |
ブランド | WhitePowder |
発売日 | 2016/6/24 |
ジャンル | ノンストップハッピーコメディADV |
原画 | muku |
シナリオ | けっぽし |
作品傾向 | コメディ / 仕事 / ファンタジー |
**ご紹介**
当時、大きな話題性のあった”White Powder”から2016年に発売された『LAMUNATION!』。本作の特徴は、まさしくその場の勢い。いわゆる「ノリ」を前面的に押しているノンストップハッピーに違わない作品です。正直に申しまして、このノリ的アメリカ被れな作風が合うか合わないかで評価がかなり両極端になるかと思われます。個人的には同じような世界観的”ノリ”ゲーム『ぬきたし』より、こちらの方が好きです。
ヒロイン/サンプルCG
※サンプルCGはFANZAに飛びます
上からサンプル、ヒロイン名/キャスト、キャラ属性、イベント内容
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採点・グラフ
採点ジャンル バランス型(シナリオ・キャラ)
ジャンル係数 25:25:20:20:10
採点項目 | 点数 | 補正後 |
テキスト シナリオ |
17/20 | 21.25/25 |
キャラ | 20/20 | 25/25 |
ビジュアル | 14/20 | 14/20 |
エロ | 14/20 | 14/20 |
演出 システム等 |
15/20 | 7.5/10 |
総評
**総評点** 81.75点
シナリオ・テキスト
前述にもある様にシナリオ・テキストの流れの速さや進行、パロディの多さやセリフなどが特徴的な作品です。セリフはユニークな言い回し。シナリオを魅せるというよりかは、勢いやお笑いでユーザーに勝負をかけている印象は受けて取れます。お笑いに拘りを感じ、ノリツッコミや天丼、スカしなど。このノリゲーを言い換えるなら、登場人物が賑やかで陽気なボケ倒しゲームでしょう。(※1)。
また、特徴の一つにナレーションが入ります。説明口調のテキストをCVを入れる事でダレ防止を工夫。ナレーション事態が登場人物に話しかけたり、ボケをかます仕様になっており、こちらも合う合わないがあるでしょうか。主人公に対して自己投影するような造りではなく、ユーザーは俯瞰してキャラクターたちのやり取りを楽しむ作風です(※2)。
掴みは明るくポップな『LAMUNATION!』らしい世界観を凝縮。日常などの中盤パートはお笑い。終盤もハッピーコメディに違わぬ締めくくりの、総じてやはり、「おバカゲー」です。攻略順はラムネ→アイリス・レーラ→陽菜が推奨。文量は価格並でした。
キャラ
主人公は典型的な無味無色なキャラとは違い、かなりおバカで天然、陽気なキャラです。あまりエロゲでは見受けれれない性格なので注意点の1つです(※3)。
ここで上記のヒロインの性格等に付け加えすると、基本皆、能力値は高いながらも、おバカさんです。ラムネが一番本作でまともな基本ツッコミ担当。陽菜はボケ・ツッコミ両方。レイラはボケ、アイリスはマスコット的位置に属しております。
個人的にはバランスよく喜劇に貢献。キャラブレも感じなく面白可笑しかったです。完全にハマりました。
ビジュアル・エロ
総ビジュアル枚数は何枚かのSDを込み66枚。定価6800円に対しては妥当です。塗りは薄いような印象を受けますが、こちらはサンプルからご確認ください。
実用性に関しては全15シーン。各シーン、前戯+本番の2CGの構成です。主人公1人に対してのハーレムプレイあり。アイリス・レイラはルート自体一括りされているので、基本セットの描写です。内容はキャラゲーム一般のそれと同じです。
演出
一番の印象は主題歌です。BGMも良質、爽快感のある曲調等、満足です(回想にてBGMを聞けないが残念)。また、冒頭の導入も惹き込むに足る演出に思います。笑いにも工夫するところがあったり、様々なネタのお笑いをヒロインたち繰り出すので新鮮でした。
また演技について、あまり言及はしないのですが、ボケ・ツッコミ等セリフが多いいとこと難しい演技なのかと思いますが問題なし。キャスト陣に無茶振りをしているシーンがあるのですが、このレビューを書く際の再プレイ時には笑いをこらえきれず吹きました。演技力に感嘆です。
総括
中々お目にかかれない明るさのある作品でした。ボケ倒すところが多々あるので、ネタを拾いきれない、パロディが分からないところがあるかと思います。これらを許容できるか、それとも不快に感じるか。そして笑いが合うかどうか、が評価の分かれ目です。
※をご覧ください
個人的にはギャグがツボり、満足です。エロゲを楽しもうとする気概が大事。キャラクターのおバカな掛け合いや、笑いが見せ所の作品なので、説明口調のテキストは読まずとも大丈夫。フィーリングで楽むが主体なので、そちらに重きを置くことを推奨致します。クリックカットでテンポよく進めるがより一層楽しめ作品です。
さまざまなネタ→ノリツッコミ、パロ、ものまね、三段オチ等々